【被害】田植え直後の水田がカラカラに!干上がった理由はまさかの“金属窃盗” 「なぜこの時期に…」コメ農家が怒り心頭

千葉県で田植えが済んだばかりの田んぼが、突然、干上がってしまいました。原因は、まさかの『金属窃盗』でした。
千葉県北東部の東庄町。田植えが終わり、水の管理が収穫量を左右するコメ作りにおいて重要な時期なのですが…。本来あるべき水がなく、地面は大きくひび割れてしまっています。
(コメ農家・多田正吾さん)
「水がないから、根が切られちゃう。水分も吸えない、栄養吸えないから。まだ濡れているからいいんだけど、これが乾いてきちゃうと枯れちゃって、収穫量がガタ落ちする。今までかつてないですね」
一体なぜ、水田はひび割れてしまったのでしょうか。その理由は、日照りによる水不足といった天候によるものではありませんでした。
原因となった場所は、水田から程近い『東今泉揚排水機場』です。近くを流れる利根川の水を、ポンプを使って周辺の水田などに行き渡らせる、この地域の農業には欠かせない施設です。中を見ると、銅製の送電ケーブルが切断され、根こそぎなくなっていました。さらに、ポンプを動かすために必要な真鍮製のバルブも数か所にわたって盗まれていました。
盗難が分かったのは、4月27日。施設は施錠されていましたが、犯人は窓ガラスを破り侵入したといいます。
(東今泉揚排水機場・管理担当者)
「ケーブル線盗難によりまして、ポンプの稼働ができなくなったということで、十分な水を押し上げられない、送れないという事態になっております。一日でも早く、水のほう送れる態勢を取れればということで、今動いているところです」
警察に被害届を提出し、対応方法を検討中だといいますが、本格復旧のメドは立っていません。
実は、こうした施設での金属窃盗は周辺で相次いでいます。東今泉揚排水機場での窃盗が分かった4月27日に、同じ東庄町にある排水機場でも。また、2026年2月には隣接する香取市の排水機場でもケーブル類の盗難が発生しています。
施設の機能停止で、水田に水が来なくなったことで、多田さんは対策を余儀なくされています。
地面を10メートルほど掘れば水が出る見込みがあるため井戸を掘り、水をくみ上げることにしましたが、井戸を掘るのには1本あたり、10万円ほどかかります。今回、多田さんは「とりあえず3本頼んだ」といいます。また、水をくみ上げるポンプには、一日1万円ほどの燃料費がかかるということです。
多田さんは「なんでこの時期にこんなことするんだ」と怒りをあらわにしました。
(読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」2026年5月29日放送)