今回の津波注意報は国内で発生した地震によるものではなく、フィリピン付近を震源とする地震によるものでした。過去にもカムチャツカ半島付近の地震など国外で災害が発生したことで県内に津波警報や注意報が出ています。このような気づきにくい津波にどのように対応したらよいか。専門家に聞きました。
鹿児島大学 理工学研究科の中尾茂教授です。
揺れを感じない海外での地震による津波注意報。私たちの心構えに隙が生まれる可能性があると指摘します。
(鹿児島大学理工学研究科・中尾茂教授)
「直接我々が感じていない地震で地震動を感じた地震に比べてよそ事というのはあるかと思う/情報を聞いてから実際にものが起こるまで時間がかかるということで違う仕事を始めてしまって忘れてしまうことが起こりうると思う」
2022年には南太平洋のトンガ諸島近くの海底火山で大規模な噴火が発生し、奄美群島やトカラ列島に津波警報が発表。奄美市では1.2メートルの津波が観測されました。2025年7月にはロシアのカムチャツカ半島付近を震源とする地震があり、県内にも沿岸全域に津波注意報が発表。地震発生から約4時間半後、県内にも津波が到達しました。
津波が何時間もかけて到達する海外での災害。私たちはどんな行動をとるべきなのでしょうか。
(鹿児島大学理工学研究科・中尾茂教授)
「怖いのは津波は遅れて我々に被害を及ぼすから発表された情報は把握して避難することを気に留めて政府から発表される情報に注意していただければ」
中尾教授は「気象庁から出た注意報や警報、政府から出る情報を把握して自分の身を守ることを日頃から心がけてほしい」としています。