栃木県日光市中宮祠の華厳の滝付近から4日、収容された遺体について、県警日光署は10日、身元が埼玉県草加市の男子高校生=当時(17)=と判明したと発表した。自殺とみられる。
同署によると、死因は多発外傷。高い場所から落下し、全身を強く打ったことが原因とみられるという。死後1カ月以上は経過していて、華厳の滝に身を投げた可能性が高い。
遺体は県警が先月発見していたが、収容が困難な場所だったため、民間業者に依頼して大型クレーンを準備。周辺の立ち入りを禁止するなどして、4日早朝に引き上げ作業を行っていた。発見される数日前、高校生の家族から埼玉県警に「行方が分からなくなった」と届け出があったという。