本格的な夏の訪れを前に、エアコンの修理を巡るトラブルが多発しているとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
同センターによると、エアコンの修理に関して2025年度に寄せられた相談は1251件。21年度の451件から右肩上がりに増加している。インターネットで検索して上位に表示された業者に修理を依頼したが、直っていなかった、などという相談が多い。
関東地方の40歳代の女性は、検索で見つけた業者に修理を依頼した。業者は修理をして5万円を受け取り、「冷房が利くまで30分くらい様子をみる必要がある」と言って帰ったが、直っていなかったため、25年5月に相談を寄せた。
同センターの担当者は「本格的な夏の前に試運転を行い、故障していないかを確認しておいてほしい」と話している。
誤った使い方による事故も多発している。
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、25年度までの5年間に、エアコンの事故は345件発生した。調査が完了した252件のうち152件は、誤った使い方が原因だった。室外機近くに液体の入ったペットボトルを置いていたため、太陽光が一点に集中して可燃物が出火し、室外機が焼けた「収れん火災」や、コードを長くしようと、別のコードを継ぎ足して接続したことによる異常発熱などが発生していた。
NITEの担当者は「室外機の周辺にはものを置かず、エアコンの取り付けは業者に依頼してほしい」と注意を呼びかけている。