山岳遭難者が昨年最多3623人、死者・行方不明者332人…訪日外国人の遭難246人

昨年1年間に全国の警察が確認した山岳遭難者は3623人(前年比266人増)に上り、統計が残る1961年以降で最多だったことが、警察庁のまとめでわかった。訪日外国人の遭難者が増えているほか、クマに襲われての遭難が前年の3倍になった。
発表によると、山岳遭難の件数は3122件(同176件増)で、2023年の3126件に次いで過去2番目だった。死者・行方不明者は332人(同32人増)で、負傷者は1480人(同90人増)。訪日外国人の遭難者も246人(同111人増)に上った。
原因別では「道迷い」が30・9%で最多で、「転倒」が19・2%、「滑落」が17・3%などと続いた。「野生動物襲撃」は41人(同4人増)で、このうちクマに襲われた人が27人を占め、前年の3倍に急増した。
年齢別では70歳代が最多の20・7%で中高年が大半だった。警察庁の担当者は「事前に滑落などの危険箇所や下山ルートを把握し、安全な登山計画を立ててほしい」と呼びかけている。