5歳の男の子 父が話す“行方不明までの状況”「お風呂好きで、もうちょっと遊びたいと…」「3分ほどの間に姿が見えなく」きょうも捜索続く 鹿児島

鹿児島県霧島市の温泉施設で、家族旅行で訪れていた5歳の男の子がおとといから行方不明になっています。
父親がきのうJNNの取材に応じ「3分間ほど目を離した隙にいなくなった」と当時の状況を説明し、「帰ってきてほしいと」悲痛な胸の内を話しました。
父親が話した行方不明までの状況です。
楽しかった家族旅行の帰り
行方が分からなくなっているのは、熊本県八代市に住む田中 嶺臣(たなか・れお)くん(5)です。
保育園の年長という嶺臣くん。21日は、両親と2歳の弟の家族4人で、鹿児島に旅行に訪れていました。
日中は鹿児島市の平川動物公園で過ごし、暑さのなか遊んで汗でびしょびしょに。
自宅へ帰る途中で汗を流そうと、霧島市隼人町嘉例川にある温泉施設「かれい川の湯」に立ち寄りました。夕方には八代へ帰り着く予定でした。
わずか3分間の空白。開いていた窓と網戸
一家は、内風呂と露天風呂が併設された家族湯を利用していました。
水遊びが大好きだという嶺臣くんは、日頃から1日に3、4回もお風呂に入るほどだったといいます。
21日も、両親が先に脱衣所へ上がろうとした際、嶺臣くんは「まだあがらない」「もうちょっと遊びたい」と言ったそうです。
父親は「少しの間だけ」と思い、嶺臣くんを内湯に残しました。
「窓の外に室外機 踏み台にしたのかも」
内湯から続く露天風呂から外に出ると危ないと思い、内湯から露天へと続く扉は閉めていました。
しかし、再び浴室に目を向けたときには、湯船に浸かっていたはずの嶺臣くんの姿はどこにもありませんでした。目を離した3分ほどだったということです。
川の方へ続く内湯の窓と網戸が開け放たれていました。
父親は「窓の外に室外機が設置されていて、踏み台にしたのかもしれない」と話します。
懸命な捜索と通報
「いない」と気づいた瞬間、父親は外へ飛び出し、周辺を探しました。母親も施設の周囲を必死に探し回り、そのまま施設側から警察へ通報。
119番にも繋いでもらい、「子どもがいなくなった。川に落ちた可能性がある」と救助を要請しました。
嶺臣くんは、身長およそ120センチのやせ型。入浴中だったため裸で、靴も履いていませんでした。
川に流されたか 100人超で捜索続く
施設のすぐ横には天降川が流れています。川までは複数の段差と約8メートルの距離がありますが、前日までの雨の影響で当時川は増水し、流れも速くなっていました。
警察と消防は川に流された可能性も視野に入れ、きのうは120人態勢、きょうも100人態勢で捜索を続けていますが、現在のところ手がかりは見つかっていません。
「帰ってきてほしい」父親の祈り
父親は取材に対し「帰ってきてほしいのひとことです」と胸の内を明かしました。
警察と消防は、きょう23日も朝から捜索を続けています。