OBに捜査情報漏洩の元大阪府警警部補に有罪判決 「規範意識の乏しさ」非難、大阪地裁

捜査目的と偽って入手した個人情報を大阪府警OBに漏らしたなどとして、地方公務員法(守秘義務)違反などの罪に問われた府警の元警部補、草川亮央被告(57)=懲戒免職=の判決公判が26日、大阪地裁で開かれ、伊藤寛樹裁判長は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。
伊藤裁判長は判決理由で、虚偽の「捜査関係事項照会書」を実在の捜査活動に紛れさせる手口で不正を繰り返していたと指摘し、「規範意識の乏しさ」を非難。ただ漏洩(ろうえい)などによる実害は生じていないとして、執行猶予付き判決とした。
判決によると、草川被告は羽曳野署員だった昨年2月、府警の元同僚だった行政書士の男(69)の依頼で金融機関に第三者の口座の取引明細などを照会し、情報を男に漏らした。それとは別に元交際女性の個人情報も入手していた。
府警OBの男は同法違反(そそのかし)罪で有罪判決を受け、確定した。