「体調ばっちし」「一杯飲んでよく眠れた」ノーベル賞・吉野さん一夜明け

ノーベル化学賞を受賞する旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)は受賞決定から一夜明けた10日、東京都千代田区の同社に笑顔で出社し、社員から拍手で迎えられた。
吉野氏はこの日、都内のホテルで朝からテレビ各社の取材に対応。午前8時45分ごろ、出社時に報道陣から「おめでとうございます」と声をかけられると、右手を上げて「最高です!」と応え「体調はばっちし。一杯飲んでよく眠れました」と語った。
同社研究・開発本部知的財産部の寺崎玲さん(54)から花束を渡されると、大きな拍手が約3分間鳴りやまなかった。吉野さんは「最初に(受賞の)電話を受けた時はドッキリかと思った」と笑いを誘うと「(社員の)皆様のご家族、特に子供さんに喜んでもらえたのではないか。それが実は一番うれしいこと」と述べた。
同社環境安全部の種田みかさん(55)は「一緒に働くことができて光栄です。まだまだ活躍してほしい」と話した。
午後には妻、久美子さん(71)と記者会見に臨む。【信田真由美、岩間理紀、斎藤有香】