29日朝、近鉄京都線で普通電車が京都駅を出てすぐに脱線する事故がありました。乗員乗客33人にけがはありませんでしたが、運転見合わせで通勤や通学に大きな影響が生じています。近畿日本鉄道は会見で「多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
脱線した近鉄の車両 カーブした線路から外れ…
近畿日本鉄道によりますと、午前5時13分ごろ近鉄京都線の京都駅で、始発の橿原神宮前行き4両編成の普通電車が出発してすぐに脱線しました。駅を出てわずか1分後。列車が120メートルほど進んだときだったということです。
脱線した車両は、緩やかにカーブした線路から外れ、「くの字」になっていました。
始発の脱線から…午後3時になっても近鉄は運転見合わせ続く
列車には乗員乗客33人が乗っていましたがけが人はなく、係員が徒歩で駅まで誘導したということです。
(利用客)
「伏見稲荷まで行こうかなと思って。近鉄電車は脱線があまりないイメージがある。びっくりしています」
「メガホンで駅員さんが『止まってます』と言っていて、なにこれ、みたいな感じで。怖いなというか、ちょっと大丈夫かなと心配」
この脱線の影響で、近鉄京都線は午後3時時点、京都から上鳥羽口駅の間で上下線とも運転を見合わせています。
近鉄 始発前の点検では異常なしと説明
脱線事故から6時間ほど経った午前11時、脱線したえんじ色の車両は大きく傾いたまま、現場に取り残されていました。国の運輸安全委員会は29日午前、事故調査官を現場に派遣し、脱線の原因について調べています。
一方、近鉄は午後3時から会見を行っていて脱線事故について謝罪しました。
(近鉄の会見)「このような事象を発生させてしまったことに対しまして、厳粛に受け止めております。一刻も早く原因を究明し、同種事故を二度と発生させないよう再発防止に努める所存です」
近鉄の説明では、始発前に線路を点検していましたが、事故現場付近に異常はなかったということです。