国会正常化、与野党に要請=典範改正「最優先で」―森衆院議長

森英介衆院議長は1日、与野党7党の幹事長らと国会内で会談した。国会の与野党対立が続く中、「互譲の精神で協議してほしい」と述べ、早期の正常化を要請。皇室典範改正案にも触れ、「静謐(せいひつ)な環境で成立するよう最優先で取り組んでほしい」と呼び掛けた。
野党は、高市早苗首相が出席する予算委員会集中審議と党首討論の開催を主張している。森氏は、与党に「さらなる努力」を求めた。
会談後、自民党の鈴木俊一幹事長や梶山弘志国対委員長、日本維新の会の遠藤敬国対委員長らが断続的に協議。一方、中道改革連合の階猛幹事長は記者団に「しっかりした回答がなければ静謐な環境は整わない」と述べ、与党に対応を迫った。鈴木、階両氏は2日、会談する。
衆院では、与党が衆院議員定数削減法案と「副首都」創設法案の審議入りを強行したことに野党が反発。本会議や委員会の出席を拒否し、不正常な状態が続いている。中道など野党5党は6月30日、2法案の審議中断などを与党に働き掛けるよう、森氏に申し入れていた。
ただ、衆院は1日も政治改革特別委員会で定数削減法案、地域活性化などに関する特別委で副首都法案の審議を行った。野党はいずれも欠席した。維新内には1日の2法案採決を求める声もあったが、見送られた。
首相は1日、首相官邸で記者団に「国会から求めがあれば出席して答弁してきた。その方針に変わりはない」と述べた。
参院でも立憲民主党など野党が2日、関口昌一議長に集中審議の実施などを申し入れる方針だ。 [時事通信社]