1日午前7時15分頃、長野県東御(とうみ)市新張で、男子中学生(14)が「父親に襲われた」と近くの店舗に助けを求め、従業員が110番した。
駆けつけた警察官が自宅で母親の飯島瞳さん(49)と、妹で中学1年の絃巴(いとは)さん(12)が死亡しているのを発見。県警は約4時間後に、行方がわからなくなっていた父親で職業不詳、飯島啓輔容疑者(46)を長男の男子中学生に対する殺人未遂容疑で、緊急逮捕した。容疑を認めているという。
発表によると、飯島容疑者は同日早朝、自宅で長男を刃物で切りつけるなどして殺害しようとした疑い。長男は手にけがを負い、病院に搬送されたが、命に別条はないという。飯島容疑者は死亡した2人の殺害をほのめかす供述もしており、県警は2人への殺人容疑も視野に捜査する。
県警によると、瞳さんは飯島容疑者の元妻。長男と絃巴さんは飯島容疑者と瞳さんの実子で、4人で暮らしていた。飯島容疑者は逃走していたが、同日午前、長野市内で自家用車を運転していたところを警察官に発見された。
県警は同日夜、飯島容疑者を入院治療のため釈放したと発表した。逮捕前に有毒物を飲んだ可能性があるといい、体調の回復を待ち、長男への殺人未遂容疑で改めて逮捕する方針。