スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰・名誉フェロー(71)ら3人に授与すると発表した。リチウムイオン電池は軽量かつ高出力で、充電して繰り返し使える。スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などに広く使われている。化石燃料に頼らない社会の実現に向けた貢献が評価された。
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吉野彰さんの妻、久美子さん(71)は9日午後7時前、神奈川県藤沢市の自宅で夫から受賞決定の電話を受け、「おめでとう。よかったね」とお祝いの言葉をかけたという。
吉野さんは家では口数が少なく、お酒が好きだという。久美子さんは「特にビールが好きなので、大好きなビールとすき焼きでお祝いをしてあげなきゃ」と語り、「優しくまじめな人ですが、性格的にはとても頑固。その頑固さが世界的に認めてもらえたのかもしれません」と笑顔を見せた。次女の大平裕子さん(35)によると、好奇心が強く、興味を持つととことん調べる父だという。裕子さんは「何年か前、宇宙について調べ出し、借りたり買ってきたりした本の高さが30センチになった」と振り返り、「最高の賞が取れて最高にうれしい。誇りの父です」と喜んだ。