「出会いは大宮でのナンパでした。お互い終電がなくなって、朝まで一緒にいてくれて……。今年で付き合って14年目、結婚して13年になります」
そう夫との馴れ初めを語った女性。この人物の夫は、いま再び世間を賑わせている”迷惑配信者”・新西悠太容疑者(43)だ。
埼玉県警は7月6日、大手回転寿司チェーン「はま寿司」の埼玉県内の店舗で、醤油ボトルの注ぎ口に指で触れる様子を動画で撮影してSNSに投稿し、運営会社に苦情対応させるなど業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで新西容疑者を再逮捕した。
長年連れ添ってきた妻が語っていた男の素顔と、事件の舞台裏とは──。【前後編の前編】
新西容疑者をめぐっては、6月2日にも同じ「はま寿司」の店舗で、レーン上の寿司に食器用洗剤とみられる液体をかける動画をSNSに投稿したとして、威力業務妨害の疑いで逮捕されていた。その後、略式起訴されて罰金50万円の略式命令が下っていたが、釈放後まもなく動画配信を再開。前回の逮捕から1か月も経たず再び同じ店舗チェーンで迷惑行為に及んだとして、今回の再逮捕に至った。
「取り調べに対し、新西容疑者は『動画の再生回数を伸ばしたかった』と供述する一方、『ボトルに指が触れたかは分からない』と容疑の一部を否認しているといいます」(大手紙社会部記者)
騒動のきっかけは5月27日、「TikTok」に投稿された”洗剤ドパがけ動画”だった。NEWSポストセブンが、動画が配信された同日中に「はま寿司」に取材したところ、同社の広報担当者は「到底容認できるものではありません。極めて重大な問題であると認識しております」と厳正な見解を示していた。
その後、「他人に迷惑をかけてなくね?」と主張する”逆ギレ配信”も行い、世間から猛バッシングを浴びていた容疑者。最初の逮捕の翌日、取材班が新西容疑者の自宅アパートを訪ねると、冒頭のように妻が応対した。
妻によれば新西容疑者は入籍後、職を転々とする日々を送っていたという。
「以前はマンションの清掃とかいろいろやっていたんですけど、ここに引っ越してきてからはなかなか仕事が見つからなくて。5月の頭にはポスティングの仕事も辞めちゃって、報道のとおり無職でした。クビではないんです。『LINEが使えなくて、GPSがどうたらこうたら……』と言っていました。
13年間、ほぼ私が働いて養っていました。最近は暇さえあれば動画を撮っていた。子どもとは今は離れて暮らしていて……。次に会えるのは8月なの」
稼ぎは妻に頼り切りだった容疑者だが、愛妻家ではあったようだ。
「夫は料理や洗濯、買い物といった家事は全部やってくれていたんです。夫婦仲も良くて、一緒にいるときは腕を組んだり、ご飯を『あーん』って食べさせてくれたり……。本当に優しい人なんです」
妻に生活を頼りながらも、愛妻家の一面を見せていた新西容疑者。しかし、彼の動画配信には、これまでも危うい影がつきまとっていたという。
罰金を科された後もなお迷惑行為を続け、ふたたび逮捕された男。後編では、容疑者の過去の配信トラブルや、妻が語っていた”今後の夫婦関係”について詳報する。
(後編につづく)