典範改正案、10日にも衆院通過=国会、全面正常化―高市首相の予算委出席、自民応諾

自民党は8日、高市早苗首相が出席する衆院予算委員会の集中審議開催に応じる考えを、中道改革連合に伝えた。衆院議員定数削減法案の今国会成立を断念する方針も説明。これを受け、中道など野党は衆院の審議復帰を決定した。国会は全面的に正常化し、皇族数確保のための皇室典範改正案は、10日にも衆院を通過する見通しとなった。
自民の梶山弘志国対委員長は8日、中道の重徳和彦国対委員長と断続的に会談し、典範改正案の審議を優先させるよう要請。今国会で定数削減法案の成立を見送る一方、「副首都」創設法案の審議は続ける意向も示した。
これに対し、重徳氏は集中審議の確約を要求。最終的に、梶山氏が「与党国対の責任において会期内に実施する」と回答した。
この後、衆院議院運営委員会理事会は典範改正案について、10日に同委で趣旨説明を行い、審議入りすることを決定。与党は質疑、採決の上、同日の本会議に緊急上程する方向だ。
参院では特別委員会を設けて質疑を行う。委員長には自民の松山政司参院議員会長が就く見通しだ。
衆院では、与党が典範改正案の審議を最優先するため、定数削減法案と副首都法案の審議を中断。野党は特に、比例代表を45減らす定数削減法案に反発し、審議を拒否していた。 [時事通信社]