立民、典範改正案に反対=中道は付帯決議修正要求

立憲民主党は8日の常任幹事会で、政府提出の皇室典範改正案に反対することを決めた。旧宮家の男系男子を皇室に迎える規定などを問題視。修正案を提出する。一方、中道改革連合は衆参両院の正副議長が提示した改正案の付帯決議案に修正を要求した。
改正案は10日に衆院で審議入りする。衆参の野党第1党が再考を求めたことで、「立法府の総意」を掲げてきた政府・自民党は難しい対応を迫られそうだ。
改正案は(1)旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える(2)女性皇族が結婚後も皇室に残る―の2本柱。養子の子が男子であれば皇位継承資格を有するとした。
立民の田名部匡代幹事長は常任幹事会後の記者会見で、改正案への対応について「修正案を提出し、否決された場合は反対する」と明言。「特に養子は制度化自体に疑義がある」と断じた。
中道は、安定的な皇位継承に関する検討本部を開催。付帯決議案の修正内容を了承した。養子の子が男子の場合に皇位継承資格を有するか「速やかに検討が加えられ、必要があるときは所要の措置が講ぜられる」との規定を追加。資格の有無を、引き続き検討課題と位置付ける狙いがある。「女性天皇の是非」を検討する文言も盛り込む。
笠浩史本部長は記者団に、養子の子に関する修正が受け入れられれば、改正案に「賛成する」と説明。国民民主、公明両党に賛同を呼び掛ける考えを示した。公明の谷合正明中央幹事会長は会見で、修正に向けて「中道と協議する」と述べた。 [時事通信社]