長男は「母に救急車を呼んでほしくないと言われた」
夫(68)とみられる男性の遺体を自宅に放置したとして、兵庫県警西宮署は9日、いずれも西宮市の無職の女(67)、長男のスポーツトレーナー(35)の両容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。2人は容疑を認めているという。同署は今後、遺体を司法解剖し、死因や身元を調べる。
発表では、2人は不詳の時期から8日まで、自宅で男性の遺体を放置した疑い。
2人は調べに「3月上旬に亡くなっていた」と説明。女は「火葬はよくない。夫のためになると思い、通報しなかった」と供述し、長男は「母親に救急車を呼んでほしくないと言われた」と述べているという。
同署は4月30日、夫の親族の60歳代女性から「2月28日以降、連絡がとれない」と相談を受けた。電話や訪問で女に複数回事情を尋ねたが、女は「夫は出て行った」などと説明していたという。
所在不明の状態が続いたため、同署員が今月8日午後に自宅内を調べ、2階寝室のベッドの上で遺体を見つけた。目立った外傷はなく、腐敗が進んでいた。