7月11日(土)21時現在、大型で強い台風9号(バービー)は東シナ海を北西に進んでいます。沖縄や奄美は引き続き強風や高波に注意・警戒してください。
台風は大陸に上陸したあと勢力を落としながら進路を北東に変え、温帯低気圧に変わりながら黄海から朝鮮半島北部、沿海州を通って日本海に進む予想です。
▼台風9号 7月11日(土)21時
中心位置 東シナ海
大きさ階級 大型
強さ階級 強い
移動 北西 30 km/h
中心気圧 950 hPa
最大風速 40 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 55 m/s
15日(水)~16日(木)頃に間接的な影響か
台風9号は大陸に上陸したあと勢力を落としながら進路を北東に変え、温帯低気圧に変わりながら黄海から朝鮮半島北部、沿海州を通って日本海に進む予想です。
台風から変わる低気圧が直接日本に向かうことはない予想ですが、この低気圧に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響を受けることや、低気圧からのびる前線が通過することで、15日(水)~16日(木)頃に間接的な影響を受ける可能性があります。
北日本ではこの台風とは別に、梅雨前線や湿った空気の影響ですでに大雨となっている所があり、13日(月)頃にかけてさらに雨が強まる可能性があります。目先の大雨に加えて、その後の台風から変わる低気圧の影響にも注意してください。
沖縄は高波や強風の影響続く
沖縄は台風の暴風域から抜けましたが、まだ各地で強い風が吹いています。沖縄本島では11日(土)夜にかけて、先島諸島では12日(日)朝まで瞬間風速で20m/s以上の強風が続く見込みです。暴風による倒木などの影響が相次いでいます。片付けをする場合も周辺の状況には十分注意をしてください。
また、天気が回復したあとも海上は波の高い状況が続きます。12日(日)も先島諸島や沖縄、奄美の周辺海域では5m以上が予想されていて、九州の沿岸部でも3m前後となる見込みです。天気が回復して暑さが戻りますが、海は危険な状態が続きますので、マリンレジャーは控えるようにしてください。
宮古島地方を中心に雨量がかさんで、土砂災害の危険度が高くなっているところがあります。引き続き、危険な場所には近づかないでください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。