沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し同志社国際高(京都府)2年、武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故を巡り、沖縄県議会は13日、事故を調査する特別委員会設置案を全会一致で可決した。8日に行われた各会派の代表者会議では自民以外の会派が「時期尚早」などとして反対。設置案は当初、否決の公算だったが、知華さんの遺族の意向を踏まえ、一転、全会一致での可決となった。
政治利用につながらないよう十分配慮し、慎重かつ適切な運営を期すとする付帯決議案も全会一致で可決した。
自民党会派の島尻忠明県議は「沖縄は長年にわたり、全国から多くの修学旅行や研修旅行を受け入れてきた。沖縄がこれからも安全な学びの場であり続けるため、今回の事故から学ぶべきことを明らかにしなければならない」と強調した。
知華さんの父親は10日、インターネットの投稿プラットフォーム「note」を更新。「沖縄県側の受け入れの仕組みを検証できるのは沖縄県と県議会しかない」として、「会派を超えた合意によって調査が行われること」を要望していた。こうした遺族の意向を踏まえ、当初反対していた自民以外の各会派も方針を改めた形だ。(大竹直樹)