【速報】北陸新幹線の大阪延伸へ前進 小浜・京都ルートの「桂川案」で決定 自民・維新の与党

北陸新幹線の新大阪駅までの延伸ルートについて、与党の整備委員会は15日、京都市の桂川駅付近を通る「小浜・京都ルート」の「桂川案」に最終決定しました。
北陸新幹線「小浜・京都ルート」の「桂川案」は、敦賀駅(福井県)を出発したあと、小浜市(福井県)を経由して、京都市南区の桂川駅周辺を通り、新大阪駅までつなげるものです。他のルートに比べ、京都市内で懸念される、地下水や文化財・歴史的建造物への影響が比較的小さく、早期の開業につながる可能性があるとされています。
北陸新幹線の延伸ルートをめぐっては、2016年に、当時の与党だった自民と公明が「小浜・京都ルート」で一度決定していました。しかし、去年、与党入りした維新がこれを白紙に戻し、米原駅(滋賀県)を通るルートなど、8つの案を提示して再検討するよう主張し、議論が続いていました。
前回10日の与党整備委員会の会合では、自民が「小浜・京都ルート」のうち、桂川駅周辺を通る「桂川案」と、京都駅を南北に通る「南北案」の2案を提示。維新は「小浜・京都ルート」の「桂川案」と、米原駅を通る「米原ルート」の、同じく2案を示しました。議論の結果、両党の意見が一致した「桂川案」を軸に最終調整し、15日決定に至りました。
与党の整備委員会は、「南北案」と「桂川案」を比較すると、京都駅を通る「南北案」の方が利便性や経済効果の面では優れるものの、京都市民や京都府市の同意を得るのが難しいため、早期開業に向けて「桂川案」に決定したと説明しています。
ルートの決定後、自民党の西田昌司共同委員長は「早期に着工するには桂川案ではないかと思う。大阪駅に対する新大阪駅のように、京都駅に対する新京都駅が必要。桂川駅は、まさに新京都駅だ」と話しました。また、日本維新の会の前原誠司共同委員長は「京都市では懸念の声も上がっている。真摯に対応することが必要だ。一人でも多くの方の不安を払拭するため、努力したい」と話しました。
長年続いたルートをめぐる論争は大きな節目を迎えましたが、着工に向けては建設費の増大や沿線自治体との調整など、なお多くの課題が残されています。