公党の代表がやらかした不祥事に、衝撃が走った。れいわ新選組の代表だった山本太郎前参院議員(51)は9日の記者会見で、自身の健康問題とスピード違反での検挙を受け、代表を辞任、政界を引退すると表明した。
山本氏は昨年10月、大分市横尾の東九州自動車道でレンタカーを運転中に、法定速度を大幅に超過する時速149キロで走行し、「速度違反自動取締装置(オービス)」に検知された。道路交通法違反容疑で検挙され、今年4月には略式命令による罰金(9万円)の刑事処分が科され、5月には運転免許停止(90日)の行政処分が下された。
実は、山本氏がレンタカーでかっ飛ばしたその“現場”は、地元では有名な「魔の道路」だった。地元政界関係者がこう言う。
「大分市横尾の東九州自動車道でオービスが設置されているところは、1カ所しかありません。見通しが良く、うっかり飛ばしてしまうところとして、地元では有名です。そのことを知らない県外の人が検挙されることが多く、山本さんも引っかかってしまったのでしょう」
とはいえ、さすがに法定速度69キロオーバーは異常だ。大手メディアの県政担当記者は、こう非難する。
「確かに、自分もあの道路でつい制限速度を多少超過してしまうことはありました。しかし、149キロも出すのは、さすがに見たことがないし、論外です。公党の代表が交通事故のリスクを無視してそんな危険な運転をするとは、さすがにかばいようがありません」
そんな山本氏は、会見で「(レンタカーが)新車のアルファードだったんです」「(スピードを出しても)すごく静か。『世界のトヨタ』だなと思いました」と、いらん発言を連発した。今後、れいわは代表選を行い(今月31日開票)、党名を変更し、解党的出直しを図るというものの、前途は多難だ。
「れいわはやはり、山本前代表のワンマン政党です。山本さんが1月に参院議員を辞職した際、『自分がいなくなっても、ちゃんと回っていける体制は作った』と話していました。しかし、実質的に後を継いだ大石晃子前衆院議員(49)は激しい物言いで、党内でも賛否が分かれていた。彼女も2月の衆院選で大敗を招くなど、“党の顔”の役割を果たせず、9日の会見で『私は大変疲れている』として共同代表を辞任、離党を表明しました。新たなリーダーを探して党を建て直すのは、至難の業です」(政界関係者)
“新選組”再編の道のりは険しい。
◇ ◇ ◇
れいわ新選組・山本太郎氏の議員辞職については、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。