《富士登山》99歳の女性が遭難で「迷惑かけるな」厳しい指摘が噴出、注目集まる“救助有料化”の動き

7月17日、富士山での遭難者が相次ぎ、65歳の男性が亡くなり、転倒しけがを負った99歳の女性は静岡県警の山岳遭難救助隊などに救助された。
99歳の富士登山に賛否
「今年の夏山開山期間に入ってから初めての死亡事故で、無くなった男性は登山途中に頭にけがを負い、出血もあったそうです。警察が駆けつけた際、意識はなかったものの、まだ脈はあったといいます。その後、医師も男性に接触しましたが、その場で息を引き取ったそうです。
一方の99歳の女性は転んでけがをしたとのこと。登山中に歩けない状態になったそうで、一緒に登山していた人が“小屋で休んで再チャレンジしようとしたがダメだった”と警察に救助要請。この女性は命に別状はなく、担架で下山しました」(全国紙社会部記者、以下同)
ふたりとも登山経験があり、女性は何年か連続で登っていたという。
女性の救助に対し、ネット上では、
《マジ?!すごすぎん……?!》 《99歳で登ろうと思って実行するだけですごい。尊敬する》
という声が上がったが、
《自力でどうにかできるような準備しろよ。迷惑かけてるんじゃないよ》 《老化防止としても、もっと他所様に負担をかけない方法を選ばれた方が良いかと思います》 《救助されて良かった。。。 とはいえ99歳だといくら元気でも登る山はもう少し選んだり、周りが止めたりしてあげるべきではとも思う・・・》
など、厳しい意見も寄せられた。
富士宮市と富士吉田市のホンネ
富士山での救助費用は原則無料になっているが、昨年はある事件をきっかけに“有料化”についての議論が行われた。
「昨年4月、山頂付近にいた中国籍の20代の大学生が体調不良を訴え救助を要請。防災ヘリが出動し救助されましたが、その4日後、再び遭難したのです。別の登山者が通報し、救助されましたが、最初に救助された地点に携帯電話を置いてきて、それを取りに戻っていたとのこと。
この一連の遭難事件に対し、静岡県富士宮市の須藤秀忠市長は“救助費用を遭難者の負担にするべきだ”と発言。山梨県富士吉田市の堀内茂市長もこれに同調し、“救助は命がけ。趣味や道楽で登る人らをなぜ公費で救う必要があるのか”と強い言葉を使っていました」(前出・全国紙社会部記者、以下同)
静岡県では、防災ヘリが出動した場合、1時間につき40万~50万円の燃料費がかかるとされており、もちろんこれは国民の血税から支払われている。
「有料化にあたっては、救助活動の原則無償化が記されている『消防組織法』が関わってくるため、即時改正というわけにはいきません。現状では、家族や同行予定の人物らが止めるしか手はないのです。過去に登山経験があったとしても、登山は死の危険性が隣り合わせであることを再認識するべきでしょう」
“日本一の山に登りたい”という夢は否定されるべきものではないが、周囲の判断を聞き入れる必要はあるだろう。
週刊女性PRIME