「大きな声で名前を呼んでいた」黒部市石田浜できのう発生の水難事故 群馬県の小学生死亡 現場近くで手を合わせる人の姿も

きのう夕方、黒部市の海水浴場で群馬県から訪れていた10歳の男の子の行方が分からなくなりました。男の子は海の中から救助されましたが、その後死亡が確認されました。
死亡が確認されたのは、群馬県富岡市の小学4年生 畠山祐吾くん(10)です。警察と消防によりますと、きのう午後5時半すぎ、黒部市の石田浜海水浴場で「遊泳中の子どもの姿が見えなくなった」と、一緒にいた人から通報がありました。通報からおよそ50分後に、海上保安庁の潜水士が海の中で畠山くんを発見し救助しましたが、心肺停止の状態で病院に運ばれ、午後9時ごろ死亡が確認されました。警察がきょう司法解剖を行った結果、死因は水死とみられています。
救助の様子を見た女性
「引率者の方なのか先生なのか、見つかった時に大きな声で名前を呼んで叫んでいた。それを聞いているだけで胸が苦しくなった」
吉田記者
「男の子が見つかったのは、岸からおよそ5メートルの地点です。この海水浴場では陸地からは分かりにくいですが、急に深くなる場所があるということです」
発見されたのは遊泳可能エリアの外側で、岸からおよそ5メートル、水深およそ2メートルの場所でした。当時、ライフジャケットを着用していたかどうかはわかっていません。けさは黒部市の担当者が現場を確認しました。
黒部市商工観光課 上島晴香課長
「少し行くと深くなる地形になっていますので、そういう浜だと地元の方だと認識はあると思うが、県外とか他の方からすると初めてという方もいると思う」
畠山くんは、サッカークラブのメンバーと引率者あわせて18人でおとといから県内を訪れ、きのうは試合の後、海水浴場に来ていました。夕方、引率者が人数を確認した際、畠山くんがいないことに気付いたということです。この海水浴場では今月11日の海開きから毎日、午前9時から午後5時まで監視員1人が常駐していますが、きのうは監視員が帰った後に事故が起きたとみられます。
きょう午後には、現場近くで花を手向ける人の姿もみられました。
黒部市内の宿泊施設職員 寺田祐さん
「本当にかわいそうですし、そんな小さいお子さんをお持ちの親御さんがいまどんな気持ちでいらっしゃるか考えると、やっぱり他人事とは思えなくて」
「やっぱりこれからの若い命がちょっとしたことで失われるというのは、やっぱりなくなってほしいと思います」
黒部市内の父親(息子たちと)
「子どもたちもサッカーをやってて全く関係ないわけじゃない。歳も息子たちの間なので」
「自分も子供たちがそうなったら苦しいと思う」
当時、波は穏やかだったということで、警察は事故の原因を調べています。