高市早苗首相“寝てないアピール”不発も、変わらぬ“自宅好き” インド訪問では要人との会見や工場視察に難色 支持率が急落する内閣の足元では内調職員に関する「不穏な話」

歴史的大勝に終わった解散総選挙から約半年。空前の”サナ活ブーム”にも陰りが見え、政権の支持率が急降下している。窮地の首相は内閣改造を検討中だが、その目玉候補たちにも不安は尽きないようで──。【前後編の前編】
笑みを浮かべて「反省点はありません」
「数字に一喜一憂することなく謙虚に真摯にとにかく国家、国民のためにコツコツ仕事をしていく」
7月27日、昼間の国会で着用していた温かみのあるコーラルピンクのジャケットから一転、オフホワイトのセットアップで記者会見に臨んだ高市早苗首相(65才)。支持率急落の要因を問う記者の質問にこう答え、「(国会対応の)反省点はありません」と笑みを浮かべる余裕も見せた。
しかし、発足当初は80%を超えた高市内閣の支持率は各社の世論調査で軒並み急降下。なかでも毎日新聞調べの最新の支持率は前回から10ポイントも急落し、初めて5割を切った。特に、ここ最近で不評を買ったのが7月20日に首相がXに投稿した内容だ。《総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化》という”寝ていないアピール”が逆効果となった。
「睡眠時間を削って激務をこなしていることを伝えたかったのでしょうが、世間の反応は冷ややかでした。この投稿は”鉄の女”の異名を取り、高市首相が敬愛するイギリスのサッチャー元首相を参考にしたとされています。
英国紙『インディペンデント』は《サッチャーも一晩に4時間しか眠らなかったことで知られており、首相在任中でさえ首相官邸のスタッフに食事をつくり、夫に朝食を用意し、アイロン掛けまでこなしていたと伝記に記されている》と紹介し、高市首相はサッチャー氏と自身を重ね合わせたのではと報じています」(政治部記者)
不眠不休を訴える一方、”自宅好き”の傾向は変わっていない。
「相変わらず会食の機会は最低限で、週末は終日、公邸で過ごすことが多い。そもそも高市首相は、歴代の首相に比べて国会の集中審議への参加時間が短いという指摘もあるのです。野党や識者からは、一国のリーダーが家事に追われる状況は好ましくなく、慢性的な睡眠不足は判断力を鈍らせるのではないかという心配の声も寄せられています」(前出・政治部記者)
外出を控える姿勢は海外でも同様で、今年7月にインドを公式訪問した際には、「要人との会見はできるだけ入れないでほしい」「屋外にも出たくない」と周囲に要望していたという。
「インドでは大手財閥による半導体工場の新設が予定され、日印経済協力の期待が高まるアッサム州への訪問が調整されていましたが、直前で取りやめになりました。最終的には先方の都合が原因でしたが、高市首相は事前調整の段階で『アッサムには行きたくない』と難色を示したそうです。首都ニューデリーからアッサム州までは約2000kmも離れていることに加えて、屋外の工場を視察することに二の足を踏んだのではないかとされています」(政府関係者)