熊本地震の影響で通行止めが続く九州自動車道について。道路などのインフラに詳しい専門家は「開通までに数か月かかる」との見方を示しています。
宮崎の「えびのインター」から熊本の「松橋インター」の間で通行止めが続く九州自動車道。
ネクスコ西日本によりますと、八代市内にある九州道などの3つの橋で、路面に段差ができるなどの被害が発生。そのほか路面のひび割れや隆起などが数十か所で確認されています。
現在も現地確認などが行われていますが、通行止め解除の見通しは立っていないということです。
「復旧には時間がかかる」インフラの構造に詳しい専門家は
道路などインフラの構造に詳しい鹿児島大学理工学研究科の審良善和准教授は、「復旧には時間がかかる」とみています。
(鹿児島大学・インフラ構造など専門 審良善和准教授)「(橋の土台が)断層の影響かもしれないが動いているはず、大きな橋の土台がある部分が盛り上がった形になっている。一番の問題は土台の方」
「橋桁が曲がり、床板(車が通る床部分)との接合も切れている、直すのに時間がかかる。(上下線)両方の橋で起こっているので心配」
お盆休みを目前に控え 再開はいつ
お盆休みを目前に控え、九州の大動脈ともいえる九州自動車道の再開はいつになるのか…審良准教授は10年前の熊本地震の復旧状況から、影響の長期化は避けられないとの見方を示します。
(鹿児島大学・インフラ構造など専門 審良善和准教授)
「すぐにお盆までになおすのは難しい。応急復旧で車両の限があると思うが、開通のめどがたつのが数か月」
「完全復旧には年単位もおかしくないというのが個人的意見」
一方、九州新幹線でもレールの破断などの影響で、31日も鹿児島中央と熊本の間で終日運転を見合わせています。こちらも復旧のめどは立っていません。