鹿児島獣医師会で1.6億円不明 不正流用の可能性も

鹿児島県が所管する「公益社団法人鹿児島県獣医師会」は30日、運営に充てる資産のうち、約1億6千万円の使途不明金があることを明らかにした。不正流用の可能性もあるとみて、弁護士らと調査を開始した。
同会によると、18年3月末時点で預金額が決算額より約1億4400万円不足していたほか、18年4月以降も約1700万円の使い道が分からなかった。今年5月、決算準備をしていた事務局長の指摘で発覚した。預金通帳や印鑑を紛失するなどずさんな処理が見つかったという。
経理業務は昨年11月まで女性職員2人が担当していたが、健康上の理由で4月までに相次いで勤務から外れている。