熊本県で最大震度7を観測した地震の被災地は3日も厳しい暑さとなり、熊本市で最高気温40.3度を記録、県内で観測史上初の酷暑日となった。発生から4日で1週間。8000人以上が避難生活を続ける中、県は被災者をホテルなどで受け入れる2次避難の受け付けを開始し、宇城市と氷川町では仮設住宅の建設も始まった。
県災害対策本部によると、3日午後時点で、災害との関連調査中も含めて死者は38人。このうち熱中症で死亡したとみられる氷川町の70代女性は、今回の地震で初となる災害関連死の可能性がある。
住宅被害は1万2276棟、断水は約4万5280戸で確認。開設された155カ所で8262人が避難生活を続けるが、ほかに車中泊を続ける自主避難者もいる。
県内では同日、菊池市も40.2度の酷暑日となったほか、甲佐町で39.8度が観測されるなど、最高気温が35度以上の危険な暑さが続いている。震度6強以上が観測された地域では、先月28日~今月2日、170人以上が熱中症で搬送された。
県はこうした状況を踏まえ、ホテルなど宿泊施設への避難を促す「ホテル避難」の受け付けを新たに開始。3日午後の時点で、県内94カ所の宿泊施設が確保されている。
県によると、今回の地震によるすべての被災者が対象で、3日から避難所でチラシを配布し、申請フォームなどから登録できるようにした。今後はコールセンターの設置も進め、ホテルや旅館側の受け入れが決まれば、早ければ4日から入居が可能になる見通し。
また被害が大きかった宇城市と氷川町では、応急仮設住宅の建設も始まった。宇城市に50戸、氷川町に20戸整備し、9月以降に入居可能になる予定という。 [時事通信社]