費用が高額だと指摘された福岡県議会の海外視察について8月6日、経費の内訳が公表されました。公開された23件のうち19件で、議員の宿泊費が、県の基準額を超えていました。
■福岡県議会・蔵内勇夫 議長(6月)
「海外旅行は続けます。この考えは一切変わることはございません。海外旅行ではありません。海外活動です。」
費用が高額だと指摘されてきた福岡県議会の海外視察。6日、新たな動きがありました。
■松永悠作記者
「こちらが、きょう公表された福岡県議会の海外視察の費用の内訳です。中を確認したところ、23件のうち19件で宿泊費の基準額超えが確認できました。」
県議会は6日、2023年度から2025年度にかけて行われた海外視察23件の費用の内訳を公開しました。
行き先は、アメリカ・ハワイ州、タイ・バンコク、ヨーロッパ、南アフリカ、韓国、中国などです。
全議員の宿泊費が県の基準額に収まったのは23件のうち2件だけで、19件で基準額を超えていました。残る2件は、訪問先が費用を負担しました。
1泊の最高額は、2024年2月のフランスでの議長の宿泊費16万9000円で、基準額2万7200円の6倍以上でした。
また、去年1月のハワイでも、副議長の宿泊費が1泊13万3300円でした。
1泊10万円を超える宿泊費を含む視察は、7件に上りました。
海外視察23件の費用の総額は、およそ2億6496万円でした。
視察別では、高い順に2024年2月のヨーロッパ視察がおよそ3004万円、2024年4月の中東・南アフリカ視察がおよそ2627万円、2024年1月のハワイ視察がおよそ2321万円などとなっています。
今回、明らかになった県議会の海外視察の費用について、街の人はどう感じているのでしょうか。
■街の人
「高い高い。」
「いやー、普通の庶民じゃ考えられない。高すぎますよ。できないよ、そんな簡単に。税の無駄遣いや。」
「16万9000円、1泊で?そら高いな。もっと使えるところあるでしょ。出張よりも。」
「1泊にしたら高いのかなと思ったりもするけれど、適切な金額で泊まっていただけたら、海外視察だったらいいと思う。行くことで何かこちらで役に立つことがあれば、その金額をかけてもいいと思います。」
「無駄遣いしてほしくないし、明確にどういう目的で何をしたとか、それがないと。」
ただ、今回、費用は明らかにしたものの、視察の半数は報告書が公開されていない状態が続いています。
地方自治に詳しい専門家は、県議会が失った信頼を取り戻すには、適切な情報公開が必要だと指摘しています。
■日本大学・林紀行 教授
「海外の視察に行って何だったのかという報告書も全然オープンになっていないし、きちんと情報をオープンにすることからしないと、やっぱりまだ隠しているのかと県民の方は思われるので、全てを明らかにすることをしない限り、県民の(信頼)回復というのは、まだまだスタートにもつけないのではないかと思います。」
福岡県の服部知事は、県が設置する第三者委員会で、県議会の海外視察についても検証することにしています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年8月6日午後5時すぎ放送