「ダイビング中におぼれた」と通報 49歳女性が死亡 家族4人で体験中 和歌山・串本町

11日午前、和歌山県串本町の漁港沖で、家族で体験ダイビングをしていた49歳の女性が死亡しました。原因は調査中だということです。
現場は、和歌山県串本町の須賀漁港沖で、11日午前10時半ごろ、ダイビングショップの店員から「女性がダイビング中におぼれた。意識がない」と消防に通報がありました。
消防などによりますと、須賀港防波堤灯台から約450メートル、海岸から約120メートルの須賀漁港付近で体験ダイビングをしていた、兵庫県加古川市に住む49歳の女性が意識不明の重体で搬送され、その後死亡が確認されました。
串本海上保安署によりますと、女性は、夫と2人の子ども、2人のインストラクターとともに、午前10時頃、海に入りました。家族4人はいずれも初心者であったことから、海に入ってまず、インストラクターから呼吸方法や水中メガネから水を抜く方法などを教わり、練習を終えて沖合へ向かったということです。
午前10時15分ごろ、事故発生付近の海中にあり、小魚の群れなどを観察することができる「洞窟」に到着しました。洞窟の入り口が狭く、全員で同時に見学するのは困難だったことから、インストラクターと参加者2人の3人ずつ、2グループに分かれて内部を見学することになったということです。
午前10時20分ごろ、女性は子どもと共に「洞窟」の観察を始めました。午前10時22分ごろ、子どもが先に観察を終え、交代させようとインストラクターが女性の方を見たところ、レギュレーター(呼吸器)が口から離れた状態で意識を失っているのを発見したということです。
事故当時、天候は晴れで、波は約0.5メートル、うねりは約0.5メートル、「洞窟」付近の水中の視界は、2メートル以下だったということです。
串本海上保安署によりますと、須賀漁港付近の海域は遊泳禁止のエリアではなく、引き続き死因と事故の経緯等を調査するとしています。