滋賀県の彦根市・長浜市・高島市の3市で8月22日に同時開催すると告知されていた「琵琶湖三市同時花火大会」が急遽中止となった問題で、実行委員会が、開催予定地としていた会場について、施設管理者との正式な使用手続きを完了していなかったことが、読売テレビの取材で新たにわかりました。
大会をめぐっては、3市はいずれも大会への関与を否定し、開催に必要な消防などへの申請も行われていなかったことがわかっています。
読売テレビが開催予定地とされていた場所を取材したところ、滋賀県彦根市の彦根港の担当者は「花火大会の情報は全く入っていない」と話しました。滋賀県高島市の六ツ矢崎浜でも、主催者から花火計画の説明は受けたものの、会場使用の承諾はしていなかったことがわかりました。また、長浜市のさいかち浜でも、大会について届け出はなく、管理事務所はキッチンカー事業者からの問い合わせで初めて開催を知ったということです。
実行委員会は、読売テレビの取材にメールで応じ、出店者へのオンライン説明会の時点で示した資料には開催予定地を記載していたものの、「いずれの施設についても施設管理者との正式な使用手続きが完了し、会場使用が最終的に確定した状態には至っていなかった」と明かしました。
そのうえで、「会場使用が正式に確定していない段階で、具体的な開催予定地を出店者に提示して準備を進めていたことについて、主催者として進行管理および説明が十分ではなかった」としています。
実行委員会は9日、大会の中止を発表しました。理由については、会場の確定や安全管理体制など、開催に必要な準備を整えることが困難になったためとしています。
高いもので1席2万円近い有料観覧券が販売されていたほか、すでに出店料を払った飲食店も確認されています。
実行委員会は、チケット購入者や出店者への今後の対応について、専門家への相談などを進めたうえで、方針が決まり次第一斉に知らせるとしています。