【迷惑】花火大会の裏で起きていた問題行為 花火客の車が無料駐車場を長時間占拠 「みんなやってる」 モラルなき実態とは

夏祭りシーズンが到来し、全国の花火大会が盛り上がる一方、ポイ捨てや『長時間駐車』などの迷惑行為が相次ぎ、問題視されています。花火大会で起きていた「モラルなき実態」を探ります。
日本の夏には欠かせない「花火」。隅田川花火大会は約300年前の江戸時代に始まった両国川開きに由来しています。2026年には約2万発の花火が打ち上げられ、主催者によると92万人が来場したといいます。
こうした花火大会は、夏の間、全国各地で開催されます。会場の近くには、花火を見ようと多くの人が集中し、“大混雑”に。隅田川花火大会では、交通規制が行われ、観客の転倒防止などのため、周辺の橋が一方通行となりました。
日本三大祭りの一つ、大阪・天神祭の奉納花火では、『ゴミのポイ捨て』や『路上喫煙』などが問題に。そして、新潟県内で行われる全国有数の花火大会でも、近年、大きな問題が起きていました。
約150年の歴史がある長岡まつり大花火大会。8月2日と3日に行われ、全国から訪れた多くの人を魅了しました。
その一方で、花火大会の会場から約3キロ離れた場所にある「道の駅 ながおか花火館」では、ある問題が起きていました。
それは、「道の駅」の無料駐車場に居座る数多くの「車」。花火客の車による『長時間駐車』です。車の多くは、県外ナンバーで、朝から、ほとんど満車の状態になっていました。
駐車場に車を止めていた人に話を聞くと…。
(埼玉から来た人)
Q.お目当ては何ですか?
「花火です」
Q.何時ぐらいからここに車を止められましたか?
「朝8時20分です。もう、全部満車でした。」
駐車場が長時間駐車の車で埋まっているため、道の駅の前には、駐車待ちの長蛇の列ができていました。
(警備員)
「(新たに来た車に)田んぼの向こうに車が見えますか?あれが全部並んでいるので、あの最後尾に並んで、待ってもらうしかないです。何時間かかるか分からないです」
2020年にオープンした「道の駅 ながおか花火館」は、国土交通省と長岡市が管轄しています。道の駅の利用者のために約400台止められる無料の駐車場が設けられていますが、毎年、花火大会の日には、『長時間駐車』する車が押し寄せる事態に。今年は警備員を増員して、対応にあたりましたが…
(警備員)
「こちらの紙をフロントに出して、時間になったら出てください」
入庫時間を記入した紙を配り、「2時間以内の駐車」を呼びかけましたが、効果は薄く、花火大会前日の深夜から、駐車場は満車状態となってしまったというのです。
(道の駅ながおか花火館・武士俣一樹駅長)
「例年同様で、もう朝には満車状態からスタートしているような感じですね。長岡花火目的で、県外ナンバーの車がもう9割5分ぐらいを占めている状況です」
道の駅に車を止めて、近くの公園で花火を見るという、家族がいました。
(埼玉県から来た女性)
「道の駅にみなさんが止めておられたので、ちょっと止めていいのかな…と思って、止めてみました。道の駅から歩いて行ってみようかなと。助かりますよね、これだけ広い駐車場があるということは、長岡にしてはね。」
Q車が入るために渋滞が起きていますが?
「皆さん困っている…だったら、違うほかの施設でも、開放などしてくれると、もっと人が車を止めやすくなるのでは」
女性は「みんなが止めているから」と話し、大きな荷物を持って、去っていきました。
朝から車を止めていたという別の女性。家族は花火を見に向かい、女性はこの駐車場で花火を見るといいます。
(朝から駐車していた女性)
「駐車場の心配があるので、ほかの人たちは行って、私だけは残って、『動かせ』と言われた時には、どうにか動かそうかなみたいな」
(朝から駐車していた女性)
「『みんな動かない、(花火大会に)行っちゃってる』って思うと、私だけなぜ責められるのかと…」
Q.罪悪感はないですか?
「もちろんありますよ。ありますけどね、考えてください。駐車場さえあれば動きますので。言われるだけだと、心外なので。そちらもそちらで手を考えたほうがいいんじゃないでしょうか」
「罪悪感を感じる」と話すものの、『長時間駐車』について責任転嫁するような発言もありました。
(武士俣駅長)
「やっぱり長岡花火を純粋に楽しんでいただきたいというところで考えますと、やっぱりモラルに関しては、皆様が思いやりの心を持っていただきたいなっていうのはあります」
人々を魅了する花火大会の裏で、身勝手な行動が引き起こす迷惑行為。『長時間駐車』に関して、なぜ駐車場の封鎖や有料化などの対策ができないのでしょうか。そこには道の駅ならではの特別な理由がありました。
国土交通省によりますと、道の駅には「登録要件」があり、『休憩目的での利用者が、無料で24時間利用できる、十分な容量を持った駐車場を設置すること』と定められています。有料にすると、本来の目的の利用者からも料金を徴収することになってしまうため、難しいということです。
とはいえ、この現状。「道の駅ながおか花火館」では、来年以降の対応について、今後、国や市と話し合いたいとしています。
(読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」2026年8月7日放送)