死刑執行「今は何とも思わない」=大阪5人殺害事件・被害者遺族

大阪市のパチンコ店放火5人殺害事件で高見素直死刑囚(58)の刑が執行されたことを受け、亡くなった高巣ヤエノさん=当時(62)=の夫、清治さん(78)が21日、大阪市の自宅で取材に応じた。「最初は(高見死刑囚が)憎くて仕方がなかったが、今となっては何とも思わない」と胸の内を明かした。
ヤエノさんは事件当日、買い物帰りにトイレを借りるため立ち寄ったパチンコ店で事件に遭った。清治さんは「うちのお母さんが巻き込まれたのは、ほんまのほんまに偶然」と振り返る。
色とりどりの菓子やリンゴジュースが供えられた仏前で、清治さんは「最初のうちは、仕事から帰ってきても家に電気がついておらず、寂しい思いをした。事件のことは、何を言ってもどうにもならない」と声を落とした。 [時事通信社]