《千葉・外房 女性殺害》54才の娘が実母を殺めるまで 口座から引き出した3000万円の大半は「投げ銭」か 近隣住民は「家族もいたはずなのに。最近見かけなかった」

千葉・房総半島の南部に位置する、いすみ市。国道から少し内陸に入った田園地帯の一戸建てで、この家に住む石上静子さん(当時89才)が、変わり果てた姿で発見されたのは2024年8月のこと。それから約2年──今年8月10日、千葉県警が殺人の容疑で逮捕したのは思いも寄らない人物だった。
「静子さんの長女である石上秀子容疑者(54才)です。犯行現場には外部から侵入した形跡がなく、遺体に着衣の乱れなど争った様子もありませんでした。警察は当初から身内の犯行を疑っており、なんらかの方法で秀子容疑者が静子さんの首を絞めて殺害したとみています」(警察関係者)
静子さんがひとりで暮らす自宅からほど近い茂原市に住んでいた秀子容疑者。現在(8月18日)、容疑を否認しているというが、この2年ほどは近隣住民との交流を避けていたという。
「以前は町内会の草むしりにも顔を出していたのですが、最近はほとんど見かけなくなっていました。家族は旦那さんと大学生くらいの息子が2人いたはずですが、いまも自宅にいるのかどうか……」(秀子容疑者宅の近隣住民)
一方、殺害された静子さんは「お話好きのおばあちゃん」として評判だった。
「あの年齢で自転車に乗って出かけるなど活発な印象。スカートを好み、いつもおしゃれに気を使っているかたでした。ご主人のお墓が、南部の勝浦市の方にあって、よくお墓参りに出かけていました。ご主人は公務員で早くに亡くなったそうですが、静子さんはずっと感謝していたんだと思います。気さくな性格で世間話だけでなく、”お金はあるわよ”ということを方々で話していたみたいですね」(静子さん宅の近隣住民)
資産家の一面も持ち合わせていた静子さん。実際、秀子容疑者夫婦が暮らす茂原市内の自宅の土地の所有者は静子さんだった。
「20年ほど前、住居の新築と同時期に取得しており、娘夫婦のために静子さんが買ってあげた土地なのでしょう。一人娘と孫のことをかわいがっており、支援を惜しまなかったそうです」(静子さんの知人)
しかし、そんな静子さんの気持ちとは裏腹に、彼女の蓄えは秀子容疑者のある趣味に費やされていた。
「犯行の前後3か月ほどの間に、秀子容疑者は静子さんの口座から約3000万円もの大金を引き出していたとか。秀子容疑者は以前からあるアイドルの”推し活”に励んでおり、そのうちの大部分はアイドルへの”投げ銭”に使われたとみられています。
投げ銭とは、応援する気持ちを込めて、視聴者がインターネット上で動画や音声を投稿する配信者などに自発的に金銭を送金すること。システムの管理者であるプラットフォーマーが一定の手数料を取った残りが、配信者であるアイドルなどに渡る仕組みです。犯行の背景には、母の財産を自由にしたいという思いがあったのかもしれません」(前出・警察関係者)
娘を金銭的に支え、亡き夫との思い出に生きていた高齢女性。推しへの熱狂が、娘を凶行へ駆り立てるとは思いもしなかっただろう。
※女性セブン2026年9月3日号