台風相次ぐ背景に「モンスーンジャイア」か 台風18号は沖縄接近へ 早めの対策を

台風発生の背景に「モンスーンジャイア」の影響か
今年のこれまでの台風の発生は18個で、1月から8月にかけて毎月台風が発生しています。これは2015年以来のこととなり、過去には2回しかありません。
特に今年の8月は日本の南海上に台風の卵が連続して発生していました。その要因として「モンスーンジャイア」という周辺よりも気圧の低い部分が関係しているのではないかと考えられます。
インド洋付近から流れ込む南西風や、太平洋高気圧の周辺を回る風が流れ込んでいて、台風の卵となる雲の渦が発生しやすくなっていました。
8月は台風の接近数が最も多く、沖縄地方への接近の平年値は2.2個となっています。今月6日(木)から9日(日)にかけては台風13号が接近しましたが、来週にかけて台風18号の動向に注意が必要です。
台風18号 旧盆に接近のおそれ
8月19日(水)に沖縄のはるか南の海上(トラック諸島近海)で発生した台風18号は、21日(金)現在、発達しながら北西方向へ進んでいます。今後は暴風域を伴う見込みで、23日(日)頃には小笠原近海に進み、25日(火)頃から26日(水)頃にかけては大東島の東から沖縄本島の東海上に台風の中心が進むおそれがあります。
25日(火)からの旧盆期間は、台風の影響を受ける見込みです。旧盆初日のウンケーの台風の位置、動向によっては、最終日のウークイまで影響が長引くおそれもありますので、旧盆準備や親戚まわりは、早めの連絡や予定の調整をお願いします。
9月にかけても不安定な天気傾向
9月5日(土)にかけての各地の天気と気温の予想です。台風18号の影響で、8月28日(金)ごろにかけては雨や風が強まるおそれがあります。その後は天気は回復する予想ですが、南海上では渦巻きの雲が出来やすい状況がしばらく続きそうですので、今後の台風の卵の発生にご注意下さい。
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沖縄本島の合計11ダムの貯水率は、8月21日(金)午前0時時点では97.6%で、平年の値との差は+2.3ポイントとなっています。※平年値は過去10年の平均値(参照:沖縄県企業局HPより)
旧盆への備え・台風対策を
今週末の沖縄地方は、沖縄付近にある熱帯低気圧の影響で、沖縄本島地方や宮古島地方、石垣島地方では断続的に雨が降る見込みです。短い時間で雨の量が一気に増加するおそれもありますので、雨の降り方に注意が必要です。一方、熱帯低気圧から離れている大東島地方では、概ね晴れそうです。
大東島地方では、台風18号が他の地域よりも先に接近する見込みですので、晴れている時間帯を利用して早めの台風対策をお願いします。
崎濱綾子 気象防災アドバイザー/気象予報士/防災士(株式会社ウェザーマップ) 沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005~2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月~金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風(カーチーベー)。