立憲民主党の枝野幸男代表は、河野太郎外相の去就に関する自身の発言について、「辞任しろ、とは言ってない」と語った。
先日出演したラジオで、外相について「代えるしかない」と語り、韓国メディアが「日本の野党第1党代表」が辞任を要求した、と報じるなど注目を集めていた。「河野外相の交代要求」と報じた国内メディアも出ていた。
「正確には、日韓関係を改善しようと思うならば…」
枝野代表は2019年8月30日の会見で、河野外相に関する自身の発言について記者の質問に答えた。前段では、日韓関係の個別課題については、日本政府の見解・立場を支持する、と説明していた。関係部分のやりとりは次のようなものだった。
韓国メディアも「日本の野党第1党代表」発言を報道
質問した記者の念頭にあったのは、28日のラジオ日本の番組での枝野代表発言だ。朝日新聞や産経新聞(いずれも28日ウェブ版)などによると、枝野代表は、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を韓国が破棄したことに日本政府が毅然と対応することには理解を示した上で、
と述べた。
この発言を受け、時事通信は「河野外相の交代要求(略)立憲代表」、朝日新聞は「枝野氏『河野外相、代えるしかない』 韓国への対応批判」の見出しで報じた。また、韓国の朝鮮日報(日本語ウェブ版)も30日朝、「日本の野党第1党代表『河野外相は韓国の顔に泥を塗った』『辞任せよ』」の記事を配信。本文では「辞任を要求した」「『外相を交代させるべきだ』などと主張した」としている。
夕刊フジは発言を受けた反応をまとめ、「枝野氏の河野外相辞任要求に批判殺到 ネット『いつから韓国の政治家に?』」(29日配信)と伝えていた。