東名死傷事故で男性に無罪判決 運転誤操作以外が原因の可能性

神奈川県大井町の東名高速道路でトラックを運転中にハンドル操作を誤ってガードレールに衝突、横転させ同乗者2人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた男性(27)の判決で横浜地裁は26日、「運転操作の誤り以外の原因を考える余地がある」として無罪を言い渡した。求刑は禁錮1年8月だった。
佐藤卓生裁判長は判決理由で、事故直前に「タコ踊り」と呼ばれる後輪の横滑りを起こしていた可能性が高いとの専門家の証言は合理的だと指摘。車が左右に振られたのは横風や路面の段差といった「外的要因が複合的に重なり合ったことが原因である可能性を否定できない」とし、検察側が主張する過失は認められないと結論付けた。
男性は2022年9月19日、引っ越し業者の社員として勤務中、東名高速道路の下り坂でトラックのハンドルを適切に操作せずに蛇行運転しガードレールに衝突させ、当時19歳の同乗者を死亡させたなどとして起訴された。
横浜地検の遠藤裕介次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントした。