今季の開設期間終了した静岡県の海水浴場で25日、水難死亡事故が相次いだ。監視員不在の場所では緊急事態への対処が遅れかねない。県警や海上保安庁は、海洋気象情報を確認し「天候や体調が悪い時は水辺に近づかないで」と呼びかけている。
下田署などによると25日午後2時40分ごろ、東伊豆町の熱川YOU湯ビーチで、茨城県の男性(55)や小学生(10)と中学生(14)の息子の3人が高波にさらわれ、防波堤から海に落下した。男性は意識不明の重体で病院に搬送され、死亡が確認された。子どもたちは軽傷だった。
同日午後4時45分ごろには、河津町の今井浜海岸を訪れていた埼玉県の男性(38)と小学生の息子(8)が沖に流された。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。ライフジャケットを着用していた息子は軽傷。
両海水浴場とも今季の営業は23日に終了しており、ライフセーバーによる監視、救護体制はなかったという。県内では今年も水難事故が多発しており、31日まで県内全域に水難事故注意報が発令されている。【藤渕志保】