“事故の責任を取る”学校法人同志社が八田理事長の辞任意向をHPで正式発表 取材に対し「決定事項ではなく回答できない」から一転 文科大臣が25日に明らかに

今年3月、沖縄県辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校の武石知華さんらが死亡、生徒14人がケガをした事故を受け、同校を運営する学校法人同志社が、25日付で、理事長が辞任する意向を表明したと公式ホームページで公開しました。
学校法人同志社によりますと、8月21日に行われた臨時の理事会で、八田英二理事長から、事故の一連の責任を取って辞任する意向が伝えられたということです。
具体的な辞任の時期については、再発防止策や教育の中立性・適切性に関する検証と改善策を進め、説明責任を果たしたうえで辞任するとし、その後理事会で新しい理事長を選定する見通しだとしています。
なお、法人が運営する14の校・園を統括する総長の職を辞任するかについては、発表では明らかにしていません。
理事長の辞任の意向をめぐっては、25日、文部科学省の松本文科相が閣議後に行った記者会見で、24日に学校法人同志社から、八田理事長の辞任の報告を受けたことを明らかにしました。
松本文科相は、「これをもって学校法人及び高校として本件に関する問題への対応が終わるものではない。学校法人及び高校として責任をもって対応していただくことが重要だ」とし、引き続き再発防止策の策定などについて監督を続ける意向を示しました。
一方で、学校法人同志社は読売テレビの取材に対し、「理事会の決定事項ではございませんので、学校法人としてのお答えは差し控えさせていただきます」と理事会の内容については明かせないとしていました。発表の有無についても「ホームページに掲載する予定はない」「ホームページに掲載するような内容でないと、会見をすることもない」と回答していました。
その後、学校法人同志社は公式ホームページに八田理事長の辞任の意向について正式に発表。公式ホームページによりますと、21日の理事会では、同志社国際中学・高校の西田喜久夫校長を8月31日付で解任することも決議されたということです。
西田校長の後任には、学校法人同志社の企画部長兼同志社大学副学長である宿久洋氏が就任するということです。
学校法人同志社は、関係者については引き続き処分を検討しているとし、「本法人および同志社国際中学校・高等学校は、新たな体制のもと、事故の再発防止および信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。