横浜市の山中竹春市長(53)は28日、市内で開かれた後援会の会合で、市長を辞職する意向を表明した。出直し市長選に出馬するかは明言しなかった。自身のパワーハラスメント問題で市会会派から辞職を求められていた。
山中氏は埼玉県秩父市出身。早大院修了後、国立がんセンター部長や横浜市立大医学部教授を歴任。2021年の市長選でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致反対を訴え、現職や元閣僚らを破って初当選した。25年の市長選では、地元経済界からの支援を背景に自民、公明、立憲民主党の地方組織の後押しを受け再選を果たした。
今年1月、市人事部長(当時)が山中氏にパワハラなどが疑われる言動があったと告発。7月30日に公表された第三者調査委員による報告書は、人事権を巡る山中氏の「飛ばす」「粛清」といった発言や、職員を「ポンコツ」「人間のくず」と呼ぶ人格否定など、告発された言動のほとんどが事実でパワハラに該当すると認定した。
8月14日には前回市長選で支えた市会3会派が山中氏に対して市長辞職を申し入れるなど、辞職を求める動きが広がっていた。