神奈川県は14日、県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で、職員が利用者の左をたたく虐待があったと発表した。同園では2016年7月、入所者ら45人が殺傷される事件があったが、事件後に虐待が発覚したのは初めて。
県などによると8月21日、排せつに失敗した利用者の50代男性が入浴支援を受けた後、繰り返し脱衣所を訪れて服を脱ごうとした。30代の男性職員が制止しようとした際、平手打ちを1回した。
職員は「居室に戻ってくださいと声掛けしたが、自分を押しのけるようにしたため、気持ちを抑えられずたたいてしまった」と弁明したという。自治体が身体的虐待に当たると認定し、園に改善指導をした。園を指定管理する「かながわ共同会」の山下康理事長は「深く反省し重く受け止めている」と話した。【今里茉莉奈】