盗んだ時計「男に渡した」=逮捕のチリ人、中野の窃盗事件―警視庁

東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店から高級腕時計4本(販売価格計約2億円相当)が盗まれた事件で、逮捕されたチリ国籍のマンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者(33)が「3本を大阪市内でスペイン語を話す男に渡した」などと供述していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査3課は、盗品の回収役や処分役など仲間がいる可能性があるとみて詳しく調べている。
捜査関係者によると、一緒に逮捕された同国籍のピニャ・グスマン・ジェレミー・パオロ容疑者(24)は逮捕時、被害品の腕時計1本のほか、別の1本を所持していた。マンサーノ容疑者は見つかっていない3本について「逃走途中で落とした」などと話していたが、その後、「大阪市内の民泊施設近くの遊歩道で40歳ぐらいの男に渡した」と供述。防犯カメラには事件翌日未明にマンサーノ容疑者が遊歩道を歩く姿が映っていた。「男と面識はなかった」とも説明しているという。
事件は8月25日午前11時50分ごろ発生。マンサーノ容疑者とピニャ容疑者は、店のショーケースをハンマーで割り、高級ブランドの「リシャール・ミル」3本と「パテックフィリップ」1本を盗んで逃走したとされる。2人は2日後に大阪市内で逮捕された。
東京地検は17日、両容疑者を窃盗罪で起訴した。 [時事通信社]