知床「カズワン」沈没の賠償訴訟が結審、判決は2月25日…死亡・行方不明26人の惨事から4年余り

北海道・知床半島沖で2022年4月、乗客乗員26人が死亡・行方不明になった観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故を巡り、乗客15人の家族ら32人が運航会社「知床遊覧船」と同社社長の桂田精一被告(63)(業務上過失致死罪で禁錮5年、控訴中)に計15億円超の損害賠償を求めた訴訟が17日、札幌地裁(小野瀬昭裁判長)で結審した。判決は来年2月25日。
訴訟で原告側は、桂田被告が安全管理体制を構築しなかったと指摘した上で、天候悪化に伴う事故発生を予見して運航を中止するのを怠ったと主張。被告側は事故を予見できなかったとして個人の過失を否定し、請求棄却を求めている。一方、運航会社としては「安全な船旅を提供する」という契約に違反した責任を認め、賠償額を争っている。