9月20日(日)21時現在、大型で強い台風25号(ドゥージェン)は日本の南の海上を北に進んでいます。
今後は勢力を維持したまま北に進んだ後、東寄りに進路を変えて明日21日(月)の午後から夜にかけて強い勢力で関東に接近する予想です。
関東を中心に大荒れの天気となるおそれがあるため、最新の気象情報にご注意ください。
▼台風25号 9月20日(日)21時
中心位置 日本の南
大きさ階級 大型
強さ階級 強い
移動 北 10 km/h
中心気圧 970 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
関東には明日の夕方から夜に最接近か
今後、台風は太平洋高気圧の縁に沿うように北上して、21日(月)・敬老の日に暴風域を伴って関東に最も近づく予想です。
最新の予想では21日(月)の午後に伊豆諸島付近を通過した後、21日(月)夕方から深夜にかけて房総半島沖を通過します。
水温の高い海域を通過する時間が長く、勢力を落とすことなく通過していく予想です。
伊豆諸島から関東は大雨に警戒を
関東や東北太平洋側では台風が近づく前から秋雨前線の活動が活発になり、強い雨の降るおそれがあります。
今日はすでに伊豆諸島や関東南部を中心に発達した雨雲が通過しています。すでに雨量がかさんでいるところも多く、22時までの24時間雨量が伊豆大島では215.5mm、三宅島で163.0mm、千葉県の勝浦市でも162.5mmに達しました。
今夜は強い雨の範囲がさらに広がる見込みです。関東では沿岸部を中心に1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降り、局地的には80mm以上の猛烈な雨となるおそれがあります。
台風本体が接近する明日21日(月・敬老の日)は、台風周辺の発達した雨雲が通過することでさらに雨量が増える見込みです。
明後日22日(火)朝にかけての総雨量は、伊豆諸島や静岡県から関東南部で200mm~300mmに達するおそれがあります。線状降水帯が形成された場合は、さらに雨量が増える可能性があります。
関東北部や甲信、東北南部太平洋側でも200mm前後の大雨となるところがある見込みです。
低い土地の浸水や急な道路冠水、河川の氾濫、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。荒天の際はできるだけ外出を控え、安全な屋内で過ごすようにしてください。
交通への影響拡大にも要注意
台風が関東近海を強い勢力で通過するため、暴風や高波にも警戒が必要です。
すでに伊豆諸島や関東から四国にかけての太平洋側が強風域に入り、21時47分には伊豆諸島の八丈島で24.2m/sの最大瞬間風速を観測しています。
明日は伊豆諸島や関東の沿岸部で平均20m/s以上の風が吹き荒れ、瞬間的には30m/s前後の暴風となる見込みです。伊豆諸島では最大瞬間風速が40m/s以上に達する可能性もあります。海上では波が高くなり、広い範囲で6mを超える大しけとなる予想です。
関東では荒天による交通機関への影響が大きくなる可能性があります。連休を利用した移動を予定している方は、最新の天気や交通情報をこまめに確認してください。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率が3%以上である府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
茨城県 34 %
埼玉県 9 %
千葉県 80 %
東京都 100 %
東京地方 18 %
伊豆諸島北部 87 %
伊豆諸島南部 100 %
神奈川県 34 %
静岡県 41 %
平年よりかなりハイペースで発生 秋台風は要注意
平年の台風発生数
2026年は序盤からかなり早いペースで台風が発生していて、8月末までの累計でも平年より10個ほど多くなっています。
8月には10個の台風が発生していて、月単位の集計で1か月に10個の台風が発生するのは1966年8月以来で60年ぶりのことでした。1951年以降、月に10個以上の台風が発生したのは過去2例のみで、先月が3回目でした。
9月の台風発生数の平年値は5.0個と8月に比べると若干少なくなるものの、接近数の平年値は8月と同値、沖縄や奄美を除く本土への接近数は9月が上回ります。
秋の台風はスピードも速いため、被害をもたらす台風が多いことも特徴です。台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
また、今年は1月から9月まで毎月台風が発生している状況です。1951年からの統計で、1月から9月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風25号の名前「ドゥージェン(Dujuan/杜)」は中国が提案した台風の名称で、つつじのことをさす中国語からとられています。