第2次高市改造内閣の人事が17日に発表された。これに先立ち、16日には自民党本部で臨時総務会が開かれ、人事を高市早苗首相に一任する新執行部が発足。麻生太郎氏が副総裁として留任した。
麻生氏は臨時総務会であいさつを行い、「強い経済の実現、また防衛や外交など、高市総裁の下、我々は多くの問題に取り組み成果を上げてきている」と話し、「衆院、参院、党が一丸となって頑張っていきたい」と呼びかけたと報じられている。
麻生氏のこのあいさつは大々的に取り上げられ、「自民党側から政権を支える超ベテラン調整役」「頼もしい」といった声が集まっている。
9月20日の今日、86歳の誕生日を迎えた麻生氏。歯に衣着せぬその発言は「麻生節」としてたびたび注目を集めてきた。
たとえば2020年1月28日の衆院予算委員会では、当時国民民主党の議員だった前原誠司氏が当時首相だった故・安倍晋三氏の施政方針演説の「公債発行減額」という発言を批判したことを受け、反論。その中で、「我々、マーケットと仕事してますんで、野党と仕事してんじゃない」と発言し、大きな反響を集めた。
一般人相手には、2025年1月12日の「成人の日」関連式典に出席した際、「二十歳になったら『闇バイト』なんて引っかからない」「まともな大人なら、楽しくてうまい話があって、銭がもうかるものなど世の中にないと知っている」と活を入れた。
さらに会見の場などでは、記者相手に麻生節が繰り広げられることもあった。
2014年7月8日には当時導入が検討されていた軽減税率について質問した記者に対し、毎回同じ話をするのにうんざりした麻生氏が、「あなたの記憶力がないのか、おんなじ話をもう一回聞きたいのか、お宅のレコードが記録されてないのか、そこらの整理がわからんけれども」とからかった。あまりに遠慮のないストレートな発言が話題になった。
なお、記者に対しての発言では、2021年3月には当時のマスク着用の習慣について「いつまでやるんだね?」「あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ」と逆質問を行い、ワイドショーなどでは専門家が出演してマスク着脱について解説するなどの反響を呼んだ。
また、麻生節は英語でも飛び出すことがある。2008年、当時首相だった麻生氏が国連総会で一般討論演説をした際、翻訳の機械がうまく機能しなかったことに対し、「It is not Japanese machinery, no?(これは日本の機械ではないですよね?)」と発言。アドリブ力が世界中から称賛された。
強い言葉であることも少なくないため、ときに賛否が起こる「麻生節」。また一つ歳を重ねた今年もまだまだ反響を集めそうだ。