1日午後3時40分ごろ、神戸市中央区御幸通8の兵庫県道交差点で「車が突っ込んで歩行者が倒れている」と110番があった。県警によると、はねられた女性1人が死亡、30~70代ぐらいの男女3人が軽傷を負った。乗用車を運転していた50代ぐらいの男性も重傷を負って病院に運ばれ、詳しい状況を調べている。
県警によると、死亡したのは同市東灘区の岸上優空(ゆら)さん(21)。県道を南下した乗用車が交差点で歩行者4人を次々にはねた後、別のトラックに接触したとみられる。県警は赤信号なのに乗用車が急発進したとみており、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)などの疑いで調べる。
現場は神戸・三宮の中心部で、神戸市役所前を南北に通る県道「フラワーロード」の付近。周囲には多くの警察官や救急隊員が集まり、一時騒然となった。
現場近くにいた50代の男性歯科医師は「ガシャーン」という大きな音と、しばらくして聞こえてきたサイレンで事故に気づいた。白い乗用車が県道の中央分離帯の付近で止まっており、運転席で男性がぐったりしているのが見えた。周辺には数人が座り込んだり、横になったりしていた。心臓マッサージを受けている負傷者もいたといい、男性は「こんな市街地で大きな事故が起き、驚いた」と話した。【前田優菜、北山直生、山田毅】