北大、組織的アカハラの認定認める 複数の准教授「孤立」訴え

北海道大理学研究院の化学部門で複数の准教授が「教授会によって組織的に孤立させられている」と訴えていた問題で、北大は1日、組織的なアカデミックハラスメントがあったと7月に認定したことを認めた。
これまで「関係者のプライバシーの保護」「調査結果は一般に公表を前提とするものではない」などとして公にしていなかった。
毎日新聞は9月30日、化学部門の教授会にあたる「講座委員会」の准教授に対する対応が「組織的なアカハラに該当する」と北大ハラスメント対策室によって認定されたと報道した。
報道を受け、北大は1日夜、アカハラ認定したことを認め、「関係者のプライバシー保護などの観点から回答を差し控えてまいりましたが、組織的なハラスメントであったことを鑑み、公的機関としての説明責任を踏まえ、可能な範囲において情報をお知らせする」と説明した。
北大は「認定結果を踏まえ、関係者に対して必要な措置を講じるとともに、理学研究院への注意喚起、所属教職員への研修の計画など、再発防止に取り組んでいます」とした上で「ハラスメントを重大な人権侵害と認識し、その防止と、発生した場合の適切な対応に取り組んでいます」とコメントした。【鳥井真平】