富山市役所を家宅捜索=人口水増し、統計法違反容疑―県警

富山市が2025年国勢調査で市の人口を水増しした疑惑で、富山県警は3日、統計法違反容疑で市役所を家宅捜索した。先月29日、総務省が市職員を氏名不詳のまま刑事告発していた。
午前10時ごろ、スーツ姿の捜査員約10人が市役所に到着。段ボールを手に次々と中に入り、5階の担当課へ向かった。
総務省が先月29日に公表した確定値によると、市の人口は39万9197人。5月に公表した速報値では40万2133人だった。同省によると、水増しした人数は少なくとも2000人以上に上り、複数の職員が関与した疑いがある。
藤井裕久市長は2日の記者会見で、市の人口を40万人に維持するのが動機ではないかと問われ、「全くないと断言できる」と回答。「幹部からの指示はなかった」とし、「しかるべき時にしかるべき責任を取る」と述べていた。
26年度の地方交付税算定には速報値の人口が使われており、市の試算によると、本来より約6000万円多く受領した可能性があるという。
藤井市長は「県警による捜索が行われたことを大変重く受け止めている。今後とも捜査に全面的に協力していく」とするコメントを出した。 [時事通信社]