参院は8日午前の本会議で高市首相の所信表明演説に対する代表質問を行った。簗農相が自身を衆院選で支援しなかった地元首長の自治体の道路予算を「カットした」と発言した問題に関し、首相は「職責を全うしてもらいたい」と述べ、簗氏を続投させる意向を示した。「発言は不適切だ」とも指摘し、簗氏に説明を尽くすように厳しく注意したことも明らかにした。
立憲民主党の田名部幹事長の質問に答えた。
首相は簗氏の任命責任について問われ、「政治家の発言については、本人が適切に説明をすることが重要だ」と強調した。簗氏自身も答弁し、「発言は不適切で撤回した。責任の重さを胸に刻み、職務の遂行に全力を尽くす」と述べた。
食料品の消費税減税や所得に応じた新たな給付制度の財源について問われた首相は、「社会保障の財源に穴が開くことにはならない」と説明し、租税特別措置や補助金、基金の見直しによって充当する考えを強調した。物価高対策では、9月で終了した電気・ガス料金の補助について、首相は「エネルギー価格の変動が電気・ガス料金に与える影響などを注視した上で適切に対応する」と述べた。
8日午後には衆院で代表質問が行われる。国民民主党の玉木代表らが質問する。