高市首相は首脳外交ヤル気ゼロ…国会改革で「専念しろ」とは名ばかり、真の狙いは出席減らし

にわかに臨時国会の焦点に浮上した「国会改革」。抜擢された自民党の村井国対委員長の持論で、衆院議院運営委員会は小委員会を設置し、8日に初会合を開いた。「改革」とは名ばかりで狙いは高市首相ら閣僚の国会出席時間の削減。負担を減らし「首脳外交に専念すべき」と言うが、問題は高市首相本人にその気があるかだ。
就任以来「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と繰り返すものの、訪問先は11カ国と少ない。NATO首脳会議など国際会議への欠席も目立ち、この夏の外国訪問も見送った。先月下旬の久々の訪米も国会閉会中にもかかわらず、1泊3日の強行軍でとんぼ返り。国連総会出席は米中首脳会談を控えたトランプ大統領に会う口実にすぎなかった。
「せっかく国連総会には120人超の首脳クラスが集まっていたのに、総理の首脳外交はトランプ大統領のほか、トルコのエルドアン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談にとどまりました」(外交関係者)
挙げ句に今月2日夜は、議長国フランスのマクロン大統領が開催を呼びかけたG7オンライン首脳会議を欠席した。
■G7より麻生氏との会食を優先か
当日は、トランプ大統領がディーゼル燃料の禁輸をチラつかせ、欧州に備蓄放出の圧力を強める中、各国は協調放出で合意。トランプ大統領も禁輸を撤回した。
高市首相は5日に自身のXで〈当日直前に急きょ設定〉〈英国のバーナム首相も欠席〉と言い訳したが、マクロン大統領は数週間前に開催を予告し、バーナム首相の欠席は父の葬儀参列と重なったもの。翻って高市首相は2日夕に公邸で麻生副総裁らと会食。まさか首脳外交よりも麻生氏重視で夜9時半の会議開始時にはホロ酔い状態だったのではあるまい。
「当日はトランプ氏のカメラ・オフ参加が話題に。高市首相の欠席はそんな“暴君”への白紙委任と他の首脳に受け止められかねず、孤立を深めるだけです。議題もエネルギー貧国・日本として重要なのに、高市首相は資源外交はおろか、外交自体に興味を失っているとしか思えません」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
国会改革で首脳外交なんて聞いて呆れる。しょせん、国会嫌いの高市首相の逃げ口上にすぎない。
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