共産党が「野党共闘路線」転換、党大会決議案から削除…田村委員長「反転攻勢を必ずやり遂げよう」

共産党は12日、党本部で第10回中央委員会総会を開き、来年1月の党大会の決議案を提示した。国政選挙における野党共闘路線の転換を打ち出し、「軍国主義」の復活やAI(人工知能)への懸念などを盛り込んだ綱領改定案も示した。
決議案では、2017年の党大会決議以降、毎回盛り込んできた「野党共闘」の文言を削除した。安全保障関連法への反対を前提とした野党間での選挙協力の旗印として掲げてきたが、安保関連法を合憲とした中道改革連合の結成などを念頭に「新しい政党配置」が生じたとの認識を示した。
田村委員長は総会で「高市政権に正面から立ち向かって、国政選挙での反転攻勢を必ずやり遂げよう」と訴えた。決議案では次期衆院選の目標として、比例選450万票、得票率7・5%を打ち出した。
20年以来となる綱領改定案では、「軍国主義の全面的復活の危険」があるとして、憲法9条の維持を「最大の焦点」と位置づけた。AIに関しては、「軍事利用をやめさせ、人類が制御できなくなる危険を回避」すべきだと明記した。総会は14日まで。決議案と綱領改定案は同日採択され、来年1月の党大会に諮られる。