【ニュースto】富士山周辺で“レンタカー事故”急増 「もう数えきれない」住宅の塀は補修跡だらけ…背景に外国人ドライバーと民泊

富士山周辺で今、外国人ドライバーによる事故が急増しています。地元住民が頭を抱える事故集中地帯を取材すると、ある原因が浮かび上がってきました。その原因とは?
富士山のふもとに位置する山梨県富士河口湖町。富士山を一望できる遊覧船乗り場には、大勢の外国人観光客がいました。
富士五湖の一つ、河口湖近くの駐車場で目についたのは、『わ』ナンバーが付いたレンタカー。借りているのは、多くが外国人観光客です。
(外国人観光客)
「4人だとレンタカーの方がお得で便利だし、乗り換えたりしなくていいから」
ところが、外国人観光客が運転するレンタカーを巡って、今、大きな問題が起きているといいます。
大きな音を立て、ブロック塀に乗り上げた白い車。画像は2024年、富士河口湖町の住宅に設置された防犯カメラの映像です。
事故を起こした車は、画面右側に走り去りました。その後、男性が現れ、ぶつけた辺りを見回します。すると、茂みから何かを取り出しました。車のホイールカバーです。
防犯カメラの所有者によると、車のドライバーは外国人とみられたということです。
(防犯カメラの所有者)
「レンタカーで(事故が)2回あった、ここで。ポールも付けたんだよね。みんながぶつかるから」
山梨県警によると、外国人観光客によるレンタカー事故は4年前が56件だったのに対し、2025年は1047件と、わずか4年で約20倍に急増。さらに、2026年も8月までで、すでに800件を超え、前年を上回るペースで事故が起きています。
富士山周辺では2025年6月に、観光バスが走行中に対向車が車線をはみ出し、正面衝突した事故が起きています。乗用車を運転していたのはパキスタン国籍の男性でした。
さらに富士山と五重塔が一望できる人気スポット、新倉山浅間公園の周辺でも事故が相次いでいます。周囲は狭い道が多く、住宅のブロック塀には、ぶつけられた塀の一部が補修され、注意を促すオレンジのテープが貼られているところが、いくつも確認できました。
(地元住民)
「ビッグな車で、この道は絶対無理なんだけど入ってくるんですよ」
Q.何回ぐらいこういうことがありましたか?
「もう数えきれない。ほとんどレンタカーですね。外国のお客さんで」
外国人観光客によるレンタカー事故が相次ぐ理由、その一つが…。
(オランダから来た人)
「オランダとは逆でこちらは左側通行なので少し戸惑いました」
(イスラエルから来た人)
「最初は怖かったです。道路の端に寄ったり右に行ったりしないように注意しました」
世界的な主流は『左ハンドル』ですが、日本では慣れない『右ハンドル』で運転しなければなりません。
さらにもう一つ、事故急増の理由が…。
これは山梨県警が公開した外国人観光客によるレンタカー事故の発生マップです。河口湖駅周辺を見ると、駅からほど近い一角に2025年の1年間で17件も事故が発生している場所があります。
実際に その“事故集中地帯”に向かうと、車のすれ違いが困難なほど狭い路地がありました。その周囲にも塀が補修された跡が…。
外国人観光客は、なぜ住宅街の狭い路地に入ってくるのでしょうか?
(地元住民)
「ここ、民泊多いから。そこも民泊だし、その裏も民泊で、そのまた裏も民泊で。だから、大体事故起こす人は、“民泊に泊まっているレンタカー”」
事故集中地帯の周辺には、民泊など、小規模な宿泊施設が数多く建ち並んでいました。
取材中も、狭い路地を走行する『わ』ナンバーの車が…。
(地元住民)
「宿泊施設それぞれの案内をちゃんとしてもらいたい『道が細いです』とか『大型(車)は無理』とか。みんな喜んではないと思いますよ」
観光客の増加で町が活気づく一方で、事故が頻発し、地元住民は困惑。対策が急がれています。
(読売テレビ「ニュースto」2026年10月6日放送)